2013年4月10日水曜日

[E3 2010]砂に埋もれたドバイで何が起こったのか! 2K Gamesの新作ミリタリーTPS「Spec Ops The Line」

 2K Gamesのプライベートルームにおいて,同社の新作ミリタリーTPSが初公開されていた。本作は,環境悪化を原因とする度重なる砂嵐に見舞われた,“アラビアの真珠”ドバイを舞台に,失踪した陸軍大佐を救出すべく,デルタフォースの一チームが捜索を行うというストーリーだ。  ゲームの主人公(=プレイヤー)は,このチームを率いるマーティン?ウォーカー。今回見せてもらったデモプレイは,2名の部下を引き連れ,ドバイに到着したところからスタートした。砂嵐や暴動によって廃墟と化したドバイには,すでに,陸軍大佐を捜索するための陸軍部隊が送り込まれているのだが,何らかの理由で彼らが反逆を起こしたため,連絡は途絶えてしまっている。  Spec Ops The Lineのゲーム画面は三人称視点で描かれており,スライディングして遮蔽物の陰に入ったり,そこから手を伸ばして悚蚵疑浃筏郡辘趣い盲浚胜嗓艘姢椁欷毳ⅴ伐绁螭Rり出せる。  また施設内では,破壊された車や花壇などに身を潜めつつ進んでいき,相手の背後に回ってショットガンを撃つといったシーンがしばしば確認できた。ほかのミリタリーシューティングと比べ,至近距離での戦闘に重きが置かれている印象だ,ドラゴンクエスト10 RMT。  荒れ果てたドバイの街が細かく表現されており,例えば,ビル内から窓ガラスを撃つと,外に高く降り積もった砂が勢いよく流れ込んでくる様子が描かれる。  このような砂の流れは,ビジュアル的な演出の一つとして用いられているだけでなく,ゲームプレイにも生かされているようで,砂丘を背後に戦っていた敵が,後ろから流れ落ちてきた砂に飲み込まれてしまうシーンもあった。  そのほか,破壊された高速道路のライト一つ一つに死体が吊り下げられていたりして(見せしめにされたのか?),何ともいえない狂気じみた雰囲気が街全体に漂っている。  デモプレイの終盤では,ドラゴンクエスト10 RMT,ライフルを携えた兵士が,焼け焦げた無数の人々(兵士,または地元住民だろうか)にとどめを刺して回っている様子が描かれており,かなりショッキングだ。  最後のシーンでは,プレイヤー達から見下ろせる場所で一人の捕虜が拷問を受けており,地元住民らしき人々が一人一人撃たれていく。このとき,二人の部下が「銚膜工胫甘兢虺訾筏皮坤丹ぁ工趣袱い洌长长枪膜筏郡榘尺_もやられる」などと言い合い,プレイヤーはどのように行動するか選択を迫られることになるのだ。  デモプレイの担当者は,人々を助けるために突撃することを選んだが,周囲からワラワラと現れるゲリラ兵を倒すのに手間取ってしまった。結局,目の前で捕虜の頭が撃ち抜かれるシーンがスローモーションで描かれたところで,デモプレイは終了した。  ここまで見た限り,戦争のむごさが生々しく表現されている印象で,設定は大きく異なるものの,何か,映画「地獄の黙示録」に通じるテーマ性を感じた次第だ。  本作の開発元は,ドイツのベルリンに本拠を置くYager Developmentで,発売時期は2011年中とアナウンスされている。  インターネットを介しての協力/対戦プレイやランキング機能はもちろん,自分のアバターのカスタマイズ要素なども盛り込まれる予定となっており,このところ激戦区となっているミリタリーシューティングのジャンルにおいて,本作は注目すべき一作となりそうだ。
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